ソニーのグループ企業に英が制裁金
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130125/k10015046661000.html ソニーのゲーム機のオンラインサービスのシステムが2年前に不正侵入を受け、多数の個人情報が流出した問題で、イギリスの当局は、適切な対応を
取っていれば侵入は防げた可能性があるとしてソニーのグループ企業に日本円でおよそ3500万円の制裁金を科したことを明らかにしました。
この問題では、ソニーのゲーム機「プレイステーション3」などの利用者向けのオンラインサービスのシステムが2011年4月に、何者かに不正侵入され、
世界各地の多数の利用者の氏名や誕生日、電子メールアドレスなどが流出しました。
これについて、イギリスで個人情報保護などを管轄する情報監督当局は、24日、声明を発表し、「ソフトウエアを適切に更新するなどの対応を取って
いれば不正侵入は防げた可能性がある」と指摘しました。
そして、ソニーのゲーム部門を担う「ソニー・コンピュータエンタテインメント」のヨーロッパの現地法人に25万ポンド(日本円でおよそ3500万円)の制裁金を
科したことを明らかにしました。声明の中で、当局側は、「今回の案件は、これまでで最も深刻な個人情報の流失の1つであり、多くの消費者が直接的な
被害に遭ったり、危険にさらされたりした」としています。
ソニー・コンピュータエンタテインメントの広報部は「今回の決定は同意できるものではなく、異議の申し立てを検討している」とコメントしています。