たった一週間で、任天堂(NTDOY)の新型の家庭用ゲーム機の不調は、何か不吉なものへの連鎖に直面している。
年明けの1月12日までの一週間、伝統的な販売の不振が任天堂の家庭用ゲーム機市場を直撃し、
Wii Uに対する消費者の関心が本当のところどれほど貧弱なものかを、残酷にあからさまにしてしまった。
ファミ通によるとWii Uの売上高は70,000台/週のペースから、わずか21,000台/週にまで下落した。
古色蒼然としたPS3の販売台数はぴったりこれと同じであり、任天堂にとっては惨敗以外の何ものでもない。
ホットなポータブル機3DSの売上高は、305,000台から106,000台にスローダウンした。
Wii Uが今どれほど低調であったとしても、セールスはさらに悪化しそうだ。
主要なゲームの発売日は2012年Q4から2013年Q1へと延期されているようだ。これにはピクミン、ワリオ、Wii Fitといった重要なフランチャイズが含まれる。
Wii Uは現在、数カ月以内に発売されるRaymanとLego Cityに頼るしかない。
これはぞっとするような見通しだ。なぜならソニー(SNE)が5月にPS4を、MS(MSFT)が6月にXbox 720を発表することを計画しているとみられているからだ。
任天堂は2012年後半に、新型の家庭用ゲーム機を大急ぎで発売した。業界の巨艦が新しいハードで消費者の心をつかむ前に、助走付きのスタートを切るためだった。
その策略は現在、壮大な形で裏目に出ているのかもしれない。Wii Uへの需要は日本においては既に立ち消えており、主要なゲームはQ1から消えてしまっている。
Wii Uは非常に厳しいQ4(1〜3月期)に直面している。ソニーとMSは今後間違いなく、
4月〜5月の時期に新しいハード関する情報をリークし始め、春の四半期(Q1)の後半の大きな発表に向けて勢いをつけるだろう。
Wii Uの時計の針は刻々と過ぎていっている。
もしも消費者が、ソニーとMSが新しいハードをロールアウトする時期についてだけも、Wii Uが放つ死の匂いを嗅ぎ取りはじめたなら、
Wii Uは初夏のマーケットで突然の拒絶に直面するかもしれない。任天堂はその家庭用ゲーム機を復活させるために大きな新タイトルをいくつか必要としている。
今、すぐにでもだ。
tp://news.yahoo.com/nintendo-wii-u-problems-turn-crisis-202924144.html