ミンククジラ:3年ぶり、紀宝・鵜殿港に水揚げ 定置網に体長6.8メートル /三重
毎日新聞 1月17日(木)12時26分配信
紀宝町鵜殿の鵜殿港で15日、3年ぶりにミンククジラ1頭が水揚げされた。紀南漁協所属
の阿田和大敷漁業生産組合が仕掛けた、御浜町沖3・5キロの定置網上部のロープにからまっ
ていたという。熊野灘では、定置網に鯨がかかるケースが続いている。
体長6・8メートル、体重3トンの若い雄。水揚げした御浜町阿田和、同生産組合前組合長、
榎本恵一さん(78)は「弱って動かなかった。漁船(19トン)の起重機では揚がらず、
ロープで尾を縛って港まで引っ張った」と話した。
解体は、捕鯨の盛んな和歌山県太地町の業者に依頼。午前11時から約2時間かけて肉、皮、
骨などの部位に分けた後、紀伊半島南部の仲買業者らが競り落とした。
小型鯨類が専門の阪本信二・太地町立くじらの博物館副主幹(49)によると、ミンクなど
の小型鯨は増加傾向にあるという。「個体数を調整したいというのが日本の考えだが、IWC
(国際捕鯨委員会)ではなかなか認められない」と指摘。尾鷲市や太地町の定置網にも小型鯨
がかかっているといい、佐田美知夫・紀南漁協組合長(68)は「市場は活気づくが、漁業設
備の被害などが心配。商業捕鯨を認めてほしい」と語った。
日本鯨類研究所(東京都中央区)の西脇茂利・調査研究担当参事(56)はミンククジラは
サンマやサバなどを追って日本沿岸を回遊しているとし、「『鯨は恵比寿』という縁起の良い
言い習わしもある。今回は大きい方で、定置網にかかったものを捕るのは問題ない。鯨が来る
のは餌となる魚介類が豊富と考えてほしい」と話している。【汐崎信之】
〔三重版〕
1月17日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000059-mailo-l24 【関連スレ】
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