【B787トラブル】燃料漏れ日航機「バルブ駆動装置に不具合」 太田国交相
2013.1.18 14:16
運航停止措置が取られているボーイング787について、太田昭宏国土交通相は18日の閣議後会見で、成田空港で整備中に燃料漏れを起こした日本航空機のバルブの駆動装置に不具合が見つかったと明らかにした。
近く製造元の英国に国交省の職員を派遣し、本格調査に乗り出すという。
一方、改修や必要な措置を求めているバッテリーについては、発煙で高松空港に緊急着陸した全日空機の調査で、炭化などの大きな損傷を確認。
太田国交相は「安全かつすみやかな運航再開に向け原因究明に努めたい」と語った。
国交省航空局などによると、日航機は今月13日に成田空港で燃料を抜き取る作業中、燃料を機外に放出する左翼のバルブから燃料が漏れだした。
国交省の調査で、実際はバルブが開いているにもかかわらず、操縦室では閉まっていると表示される不具合が見つかったという。
国交省は、操縦室に開閉の信号を送るバルブの駆動装置に不具合があったとみて英国の製造元に装置を送付。
詳細検査を依頼するとともに、近く職員を英国に派遣し、検査などに立ち会わせる方針。
また、この日航機は、米ボストンの国際空港でも8日(日本時間9日)に燃料漏れを起こしており、国交省は関連も調べる。
http://sankei.jp.msn.com/smp/affairs/news/130118/dst13011814170018-s.htm