センター「ミス繰り返さない」 各大学など最終確認
大学入試センター試験が十九、二十両日、全国七百七会場で行われる。
志願者は、昨年より約一万八千人増の五十七万三千三百四十四人。
センター試験を利用する大学・短大は過去最多の八百四十校。今春、高校を卒業する生徒のうち志願者の割合は42・1%と過去最高になる。
十九日は地理歴史・公民、国語、外国語の試験があり、二十日は理科、数学が行われる。
昨年は過去最悪ともいえるトラブルが相次いだ。実施主体の独立行政法人・大学入試センター(東京都目黒区)は
「同じミスは絶対に繰り返さない」と、試験会場となる各大学に対し、監督者向けのマニュアル確認の徹底などを要請、最終準備に追われている。
昨年から「地理歴史」と「公民」の試験時間を同時刻に変更。受験生には両方の問題を配らなくてはならないのに、
八十一試験会場で一方の冊子だけを配布するミスが相次ぎ、三千四百人余りに影響した。
このほか、試験前の注意事項の説明に手間取り、四十八会場で開始時間を十分以上繰り下げ、約四千人に影響が出た。
センターは今回、二冊に分かれている地理歴史と公民の問題冊子をビニール袋に詰めて一括配布する。
試験開始前の説明時間も五分間延長。分かりにくいと批判があったマニュアルは、用語解説を加えるなどして改訂した。
大学担当者向けの説明会も二回から三回に増やした。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013011802000098.html