関西電力大飯原発(福井県おおい町)敷地内の亀裂(破砕帯)に活断層の疑いが指摘されている問題で、原子力規制
委員会の専門家調査団は28日、2度目の現地調査を始めた。調査を経て最終的に活断層の可能性があると判断され
れば、全国で唯一稼働中の3、4号機は停止を迫られ、「原発ゼロ」が再び現実味を帯びる。
11月に行われた1度目の現地調査では、メンバー5人の中に活断層の可能性を否定する専門家はいなかったが、
地滑りも考えられるとして結論が先送りされた。今回は関電が追加で掘った試掘溝などを確認した。
関電は、団長役の島崎邦彦規制委員長代理の指示に従い、焦点の「F−6破砕帯」が通っているとされる敷地北の
試掘溝を深掘りしたり、西側に広げたりした。追加の掘削工事は全部終わっていないが、島崎氏は判断材料が新たに
見つかれば、結論を出すこともあり得るとしている。
調査に先立ち行われた関電による説明会では、島崎氏が、指示した調査の一部が不要との声も聞こえるとした上で、
「われわれは無駄だと思っていない」と同社をけん制した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012122800057 ■関連
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