インターネット掲示板「2ちゃんねる」で薬物売買の書き込みが削除されなかった事件で、書類送検された
西村博之元管理人(36)が使っていたパソコン(PC)から、警察庁などから送られた削除依頼のメールが
数百通見つかったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁サイバー犯罪対策課は、こうしたメールを通じて、西村元管理人が2ちゃんねるに違法な
書き込みが多数あることを認識していたとみている。
捜査関係者によると、西村元管理人のPCからは、警察庁のほか警視庁や他県警、違法情報の
削除依頼を行うインターネット・ホットラインセンターなどからの数百通の削除依頼メールが見つかったという。
ほとんどが開封され、既に読んだことになっていたが、西村元管理人は今年5月、自身のブログで
「警察から送られたEメールの削除依頼は2通」と主張していた。
2ちゃんねるの書き込みの削除を求める場合、利用者は「削除依頼板」と呼ばれるサイト内の掲示板に
書き込んで対応を求めるが、警察などの公的機関は2006年ごろから、成り済ましの削除依頼などを
防ぐため、西村元管理人のメールアドレスなどに削除依頼を直接送っていたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00000085-jij-soci