安倍「韓国は重要な隣国だ。私も祖父(岸信介)のように、韓国の指導者と個人的な信頼関係を深めたい」

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日韓関係修復へ「ウルトラC外交」の特使派遣
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121221/kor12122109150002-n1.htm

李明博大統領の竹島上陸以降、最悪となった日韓関係の修復に向けて、自民党の安倍晋三総裁から朴槿恵次期大統領へ
特使が派遣されることについて、ある日韓関係筋は「冷え切った両国関係修復のためのウルトラC(超難度)外交」と表現した。

「韓国の新政権と日本の新内閣がよく協力し、日韓関係が新たに発展する契機となることを願う」

朴氏は20日午後、別所浩郎駐韓日本大使との会談でこう発言した。

選挙戦の間、左派は朴氏を「親日派、朴正煕(チョンヒ)の娘」と中傷した。「親日派」が「売国奴」と同義の韓国において、
日本との急接近は政権の求心力を出はなから失いかねない冒険にも見える。

一方の自民党内にも「韓国とのつきあい方は、気をつけないとやけどをする」(中堅議員)と、慎重論があることも事実だ。
しかも、自民党は「竹島の日」の行事の政府主催への格上げを公約としている。

それでも両次期指導者が関係を改善し、「未来志向の日韓関係」を目指すのは、共通の利害に直面しているからだといえる。

朴氏は20日、別所大使以外にも米国、中国、ロシアの駐韓大使と会談。いずれの会談でも、「北朝鮮による事実上の
長距離弾道ミサイル発射などの朝鮮半島情勢に関する意見交換に多くの時間が割かれた」(セヌリ党関係者)。
若いころ青瓦台で北朝鮮安保の重要性を目の当たりにした上、北朝鮮の謀略によって母を殺害された朴氏には「北朝鮮の脅威」
は切実な問題だ。

一方、安倍氏の母方の祖父、岸信介元首相は朴氏の父である朴正煕元大統領と親交が厚かった。関係筋によると安倍氏は
特使派遣を決断する前、周辺にこう話したという。

「日韓間には難しい課題が多いことは事実だが、韓国は重要な隣国だ。私も祖父のように、韓国の指導者と個人的な信頼関係を
深め、発展的な外交関係を築きたい」

日本側関係筋は「両国の関係を重層的にするためには国会議員間の交流や指導政党間の信頼醸成が重要だ」と話している。