Phone標準メールアプリでGmail利用が不便に
Google Syncは、iPhoneの標準メールアプリで、Gmailに新着メールが届く都度すぐプッシュ通知を
受け取る方法として使われてきた。
手順は標準メールアプリを立ち上げ、「Gmail」ボタンではなく「Microsoft Exchange」ボタンか
らGmailを設定するという簡単なものだ。しかし2013年2月からGoogle Syncを新規利用できなくなることで、この方法はとれなくなる。
例外となるのはビジネス向けサービス「Google Apps」の有料版を使っている場合か、すでにiPhoneでMicrosoft Exchangeとして
Gmailを設定している場合。これらの人はサービス、設定を解除しない限り、引き続きGoogle Syncを使える。
一方、Google Syncを使えなくなるのは2013年2月以降にiPhoneを買い替える人や、新たにiPhoneでGmailを使い始める人だ。
これらの人がGmailの新着メールをリアルタイムに確認したい場合、別途Googleが開発したGmailアプリが利用できる。こちらはいったん起動すればプッシュ通知を受け取れる。利用するメールサービスによってアプリを切り替えるのは手間だが、次善の策としては妥当だ。
カレンダーや連絡先のリアルタイム同期不能に
これに加え2012年2月以降は「Googleカレンダー」のスケジュールや、「Googleアカウント」の連絡先をiPhoneとリアルタイム同期する
機能も新規利用できなくなる。
どちらも従来はGoogle Calendar Syncなどの機能によって、「Microsoft Exchange」として登録すれば常時最新の状態にできた。
Gmailと同じく、Google Appsの有料版を使っているか、すでに両サービスをMicrosoft Exchangeとして設定していれば
引き続き利用できるが、iPhoneを買い替えるなどした場合、新規利用は不可能になる。
Googleでは代替策として、Googleカレンダーのスケジュールを「CalDAVアカウント」、Googleアカウントの連絡先を
「CardDAV」としてiPhoneに登録して同期するよう案内しているが、残念ながらリアルタイム更新には対応していない。
http://bizmash.jp/articles/37589.html