全市民の個人情報紛失 岡山・玉野市の委託先
岡山県玉野市は6日、下水道台帳の管理などを委託した東京都のコンサルタント会社「オリジナル設計」が、全市民約6万4000人分の
個人情報を記録したパソコンを紛失したと発表した。情報には氏名や住所、生年月日などが含まれていたとみられる。流出や不正利用は
確認されていない。
玉野市や同社によると、11月29日午前、オリジナル設計の男性社員が出勤中に、都内の地下鉄車内の網棚にパソコンを入れたかばん
を置き忘れた。乗り換えた後に気付いた。
男性社員は前日、システムの改良について玉野市と協議するため、無断で個人情報を業務用パソコンにコピーして持ち出して玉野市へ
行った。会社に戻らずそのまま都内の自宅へ戻った。
同社は鉄道会社に問い合わせたほか、警視庁に遺失物届を提出したがパソコンは見つからず、12月4日になって玉野市に報告した。
同社は「深くおわびする。再発防止を徹底する」とコメントした。玉野市は「紛失は許されるべきではない。指名停止をし、損害賠償を検討
している」としている。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/06/kiji/K20121206004719610.html