Jリーグ】J1初優勝を飾った、広島・森崎和幸を苦しめてきた「病」
webスポルティーバ 12月2日(日)13時31分配信
森崎和幸(サンフレッチェ広島)
難病を乗り越えて手にした栄冠(前編)
見事J1リーグ初優勝を成し遂げたサンフレッチェ広島。その立役者のひとり、森崎和幸は長年“病”に悩まされてきた。
それが原因で、何度となくサッカーを辞めようと思った。しかし彼は、その苦難を乗り越えて、ついに栄光を手にした。
そんな森崎和幸の、壮絶な“サッカー人生”を綴る――。
慢性疲労症候群――。原因不明の強度の疲労や倦怠感が長期間にわたって継続する病気とされている。
微熱や悪寒であったり、ノドの痛みであったり、睡眠障害や思考力の低下であったり、その症状はさまざまあるという。
酷い症状になると、日常生活もままならず、寝たきりのまま介護を必要とするケースさえある。症
状を引き起こす原因が多種多様で、その究明が困難なため、専門医による治療が必要な「難病」と言われている。
当時の指揮官・小野剛監督にその症状を告げると、「リフレッシュしてこい」と言われ、和幸は休みをもらった。その頃はまだ恋人だった妻の志乃さんはこう振り返る。
「最初はどこにも行ける状態ではなかったんですよね。家でゴロゴロしているだけで、ご飯もほとんど食べなかった。かといって、寝ているわけでもない。ほとんど動かないというか、動けないんですよ」
それでは、治るものも治らない。しばらくして、志乃さんの誘いで旅行に行ったり、一緒に河川敷を軽く走ったり、なんとか身体を動かすことを試みた。
しかし、「サッカーをやりたいという気持ちには、なかなかならなかったですね」と、和幸は当時を振り返る。
和幸が休んでいる間に、不振に陥っていたチームは監督が交代。ドイツW杯による中断期間中に、新たにペトロヴィッチ監督(現・浦和レッズ)が招聘された。
チーム関係者から連絡をもらうと、新監督の始動日には練習場へ顔を出すようにうながされた。
「練習場に行くには行ったんですけど、トレーニングはしませんでした。その日がペトロヴィッチ監督との初対面で、クラブハウスの2階で話をしました。
すると、
(抜粋)
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