これは絵空事ではない「未来の党」は比例で40%、76議席を固めている
電撃的に旗揚げし、選挙をガ然、面白くさせた嘉田新党、「日本未来の党」は果たして、どれくらい勝てるのか。
大マスコミは「準備不足」や小沢一郎が背後にいることを理由に冷ややかだが、「未来」の選挙関係者の見方はまったく違う。彼らが描く「比例で80議席」は、決して大風呂敷ではない。
大マスコミの世論調査は、自民がトップで維新が続き、民主が3番手というのが多い。
比例の投票先は自民が二十数%、民主は十数%、維新は民主を若干リードで、小沢の「国民生活」などは数%にとどまっている。
(中略)
実は未来の選挙関係者も同じような見方をしている。参考にすべきは7月に投開票された山口県知事選だ。
自民・安倍総裁の地元で、保守の牙城といわれた山口で、自民党候補の山本繁太郎氏が取った票は25万2000票。
辛うじて逃げ切ったが、脱原発を掲げて挑んだ飯田哲也氏も18万5000票を集めた。その差はたった7万票、飯田氏は有権者の35%の票をかき集めた。
その飯田氏が未来の副代表になり、山口県知事選のリベンジをするのだ。
「脱原発を掲げたところ、保守の山口で35%の票が出たのは非常に大きい。全国規模になれば、比例で40%くらいの票を集められる」と選挙関係者はソロバンをはじいている。
「40%といえば、前回の衆議院選で民主党が比例で取った42%に匹敵する。この選挙で民主は87議席を取りました。
自民党は26%で55議席。自公をあわせると38%で76議席でした。となると、未来も比例で76議席超はいく。これは決して、皮算用ではありませんよ」(未来を取材している選挙関係者)
小選挙区は候補者が出揃うこれからだが、そこでも「3〜5%の理論」を当てはめると、躍進が期待できる。
少なくとも、76プラスα。これだけの議席が期待できれば、未来は間違いなく台風の目になるし、大新聞の選挙予想は大外れということになる。
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