恐竜博物館で「フクイラプトル」立体映像
勝山市村岡(むろこ)町寺尾の県立恐竜博物館は、最新の機器を使って実物大の肉食恐竜
「フクイラプトル」の立体映像が楽しめるイベント「よみがえるフクイラプトル」を始めた。十二月二日まで。
同館が来年三月に予定している大型草食恐竜「カマラサウルス」の全身骨格組み上げに向けて
開催中のイベントの一環。大手電気機器メーカー「キヤノン」グループが開発したシステムを使い、
専用ゴーグルで指定された空間をのぞくと、全長四・二メートルのフクイラプトルの全身骨格や、
復元した固体が縦六メートル、横四メートルの範囲を動き回る。
映像は二分間で、時空を越えて、フクイラプトルが現代にやってくるという設定。動きなどは県立恐竜
博物館が監修した。二人同時に体験でき、しゃがみ込んだ姿勢など、さまざまな角度から映像を楽しめる。
常設展示観覧料(大人五百円、高大生四百円、小中生二百五十円)で体験できる。
博物館の主任研究員一島啓人さん(47)は「この機会に恐竜が目の前を通る迫力を楽しんでほしい」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20121129/CK2012112902000016.html