「家計の助け」に5割 道内高校生のバイト、厳しい実態
北海学園大の川村雅則准教授(労働経済学)が22日、道内の高校生のアルバイト実態調査をまとめた。
それによると、アルバイト体験者の5割が家計を助けるために働き、一方でサービス残業や割増賃金不払いの
経験を持つ高校生も計2割近くにのぼることが明らかになった。
調査は、川村准教授が道内の高校に協力を呼び掛け、9〜10月に実施。石狩管内を中心に約30校に
調査用紙を送付し、アルバイト体験者218人から回答を得た。うち9割は全日制の生徒だった。
アルバイトを始めた理由(複数回答可)は「趣味や遊ぶため」が最多の69%、「社会経験」が51%を占める一方、
「家計を助けるため」も52%に上った。
「その他」(20%)でも「学費関連」などの記入回答が目立ち、高校生を取り巻く経済環境の
厳しさをうかがわせた。
<北海道新聞11月23日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/421698.html 依頼131