小学校教室がジャズバーに 岡山・旧内山下小で岡山大生 大学生の今だからこそ、学校でできること
岡山大の学生有志が12月1、2日、旧内山下小学校(岡山市北区丸の内)の教室を使ってジャズバーを開く。「大学生の今だからこそ、学校でできること」をテーマに企画。
アートイベント「岡山芸術回廊」(県、おかやま県民文化祭実行委主催)の一環で、2日には朗読劇も繰り広げる。
ジャズバーは、小学校や中学校で習わなかったジャズを聴きながら、学校とは無縁のアルコールを楽しむのが目的。“営業”は午後6時―8時半。
音楽室に使われていた教室で、同大のサークル・ジャズ研究会と県内で活躍する金管バンドグループが心地よいナンバーを奏で、
趣旨に賛同した岡山市内のバーテンダーがソフトドリンク(300円)やカクテル(500円)を提供する。本物のバーさながらにチャージ料(500円)も必要。
朗読劇は午前11時と午後1時からの2回。岡山演劇界の大ベテラン・古市福子さんと同大の学生が披露。国語の教科書に載っていた作品を
より芸術的にとらえて振り返ろうと、「ちいちゃんのかげおくり」や「やまなし」などを題材に、音楽と朗読、身体表現を組み合わせたステージを繰り広げる。無料。
同小は岡山芸術回廊の会場の一つで、2日までの期間中、人形作家の個展やモザイクアート制作などが行われている。岡山大の学生と東北大の学生が
それぞれ作った岡山市と仙台市のハザードマップ(縦2・5メートル、横2メートル)も展示。岡山市はマグニチュード8・6規模の地震が発生した場合の
津波浸水想定区域を表し、仙台市は東日本大震災で津波が到達したラインと避難場所などを記している。マップは11月23―25日で公開を終える。
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