静岡市葵区の駿府城公園で10月、静岡市の男性職員(43)が刃物で刺されたとして静岡中央署が殺人未遂容疑で捜査していた事件について、同署は20日、自作自演だったことが判明したと発表した。
同署の調べに対し、職員は「公私ともにストレスを感じ、自暴自棄になっていた」と供述しているという。同署は明日にも軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で、職員を静岡地検に書類送検する。
事件は10月12日午後11時50分ごろ、駿府城公園で職員が帰宅途中に右腹部などを負傷、自ら110番通報した。同署は通り魔事件の可能性も視野に捜査。現場から20メートルほど
離れた堀の中からは刃渡り9センチの果物ナイフも見つかっていた。その後、目撃情報などが集まらず、狂言の可能性もあるとみて任意で事情を聴取。犯行現場での供述に矛盾点が
生じたことなどから職員を問い詰めたところ、自作自演を認めたという。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121121/szk12112102010002-n1.htm