【チュニス=押野真也】多数の犠牲者を出しているイスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの衝突が、
サイバー空間に拡大している。イスラエルのガザ空爆開始後、同国の政府機関は4400万回を超える不正アクセスを受けた。
双方とも携帯電話のメッセージ機能などを活用して情報戦を繰り広げている。
イスラエル政府の発表によると、不正なアクセスがあったのは同国の外務省や中央銀行、軍など。一部の政府関連施設のシステムが約10分間、
機能停止に追い込まれたとしている。
どこから不正アクセスがあったかは特定していないもようだが、イスラエルのメディアはハマスやほかのアラブ諸国などからの可能性があると指摘。
イスラエルの軍事行動を妨害する意図があるとの見方も出ている。国際的なハッカー組織が関与しているとの情報もある。
ガザではイスラエル軍の空爆による民間人の殺害を非難する声が携帯電話のメッセージ機能やインターネットを通じて広がっている。
イスラエル側はガザの通信機能の一部を遮断。イスラエル側にとって不利な情報が内外に伝わるのを防いでいる。
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