Windows 8向けの公式Twitterクライアントがまだリリースされていないこともあって人気を博していた
サードパーティー製Twitterクライアント「Tweetro」が11月13日(現地時間)、Windows Storeから削除
された。
開発元の米Lazyworm Applicationsは、米Twitterが9月に開始したAPIの利用制限の10万トークンに
達したためとしている。
TweetroはWindows 8がまだプレビューリリースだった5月に、Liveデザインに対応したアプリとして
Windows Storeで公開された。10月26日のWindows 8発売後に急激にユーザーを増やし、11月10日
ごろに新規ユーザーがサインインできない状態になっていた。LazywormがTwitterに確認したところ、
10万トークンに達したのが理由だと認めたという。
http://image.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1211/19/yu_tweetro.jpg TwitterはDeveloper Rules of the Roadで、Twitterの公式クライアントの機能を再現しているクライ
アントアプリが10万以上の独立したユーザートークンを必要とする場合は、Twitterの許可が必要だ
としている。
LazywormがTwitterに許可を求めたところ、「残念ながら御社のアプリは、われわれの現在および
将来の製品で提供している機能以上の領域を持っているようには見えません。従って、例外扱いは
できません」という返答があったという(米メディアブログのWindows Observerより)。
Lazywormは現行ユーザーに対し、ログアウトしないよう勧めている(一度ログアウトすると利用でき
なくなる恐れがあるので)。同社は開発費を回収するために、近いうちに新たに有料版のTweetroを
リリースするという。これも10万トークンに達したら提供を終了することになる。無料版ユーザーが
Tweetroを使い続けるためには、有料版にアップデートする必要がある。
MicrosoftはWindows 8発表時にTwitterの公式クライアントが近いうちにWindows Storeで公開される
としていたが、まだ公開されていない。サードパーティー製Twitterクライアントとしては、無料の
「MetroTwit」などが公開されている。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1211/19/news042.html