巨人・田畑一也2軍投手コーチ(43)が17日、川崎市内のジャイアンツ球場室内練習場での秋季練習中に、
田中太一投手(19)の投球を右顔面に受けて、救急車で同市内の病院に搬送された。
http://amd.c.yimg.jp/amd/20121118-00000002-sanspo-000-2-view.jpg 診断の結果「右側頬骨骨折」で全治は不明。幸い、意識ははっきりしており、大事には至らなかったが、
一時は緊迫ムードが漂った。
まさかの事態に、周囲は一時騒然となった。ジャイアンツ球場に隣接する室内練習場で行われた秋季練習中だった。
「危ない!」、「大丈夫か!」の声が飛ぶ。宮国、小野ら若手投手が投げ込んでいたブルペンで、アクシデントは起きた。
投球動作に入っていた高卒2年目の田中が、バランスを崩したことが事の発端だった。体勢を崩した影響で、投じた
ボールも大きくそれて、捕手付近で指導していた田畑コーチの右顔面を直撃した。
同コーチはそのまま、グラウンドに倒れ込んだ。近くにいた阿波野投手コーチや球団トレーナーらスタッフがすぐに駆けつけ、
衝撃の大きさを物語った。予想外の出来事に、田中はマウンド付近で立ち尽くし、心配そうに見つめるだけだった。
約10分後、救急車が到着。頭部付近を固定したまま担架に乗せられて、川崎市内の病院に搬送された。検査の結果、
「右側頬骨骨折」で全治は不明。意識ははっきりしており、首、頭、脊髄、脳には現時点で異常はないと診断された。
球団によると「意識はしっかりと戻っており、病院で診察を受ける前も椅子に座って待つことができた」という。
診察後はジャイアンツ球場に戻り、そのまま帰宅したという。幸い、大事には至らなかった。
田中は涙を浮かべるほど動揺した様子だったが、その後は周囲から声をかけられ、落ち着きを取り戻した。
衝撃は大きかったが、大事には至らなかったことが、何よりの救いだ。
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