警視庁は16日、慶弔費などに充てるために積み立てていた互助会費を
流用したとして、第5機動隊に勤務する主事の男性事務職員(56)を
停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。「出会い系サイトに使った」などと話しており、
職員は同日付で依願退職した。
人事1課によると、職員は11年1月?7月上旬、19回にわたり、
互助会費計275万円を金庫から持ち出した。会費は、隊員らが
毎月数千円ずつ積み立てていたもので、会計担当だった職員が管理していた。
出会い系サイトには1カ月で約100万円を使うこともあったという。
既に全額返済しており、同庁は立件を見送った。
また、上司から注意されて拳銃を取り出した葛飾署地域課の男性巡査長(31)を戒告処分にした。
巡査長は11年11月27日午前7時45分ごろ、葛飾署内の地域課事務室で
上司から勤務内容を勝手に変更したことを注意されて立腹。退室直後に
「ぶっ殺してやる」と言いながら、4?5秒間、携帯していた拳銃をホルダーから抜いた。
近くにいた別の上司に一喝され、すぐに戻したという。
巡査長は「積もり積もった怒りを知ってほしかった」などと話しているという。【小泉大士】
http://mainichi.jp/select/news/20121117k0000m040125000c.html