トレンドマイクロ株式会社は10月23日、2012年第3四半期(7〜9月期)のセキュリティラウンドアップを公開した。
本レポートは、全世界で組織されたトレンドラボをはじめとする同社の調査・研究チームが、世界規模でのセキュリティ動向、傾向を四半期ごとに分析した報告書。
これによると、モバイルではAndroidの不正アプリが累計17万5千種を超えた。
全世界でのAndroid端末の不正アプリ数は、1位が「ANDROIDOS_FAKE」、2位が「ANDROIDOS_BOXER」であり、いずれもゲームやアプリケーションを装い
高額な料金が請求される番号へSMSを発信するもの。
サイバー犯罪では、同四半期に全世界で最も多く検出された不正プログラムは「ZACCESS」で、自身の活動を隠し他の複数の不正プログラムを作成
あるいはダウンロードするため、多重感染の事例が確認された。
スパムメールではボットネットの活動によると見られるスパムメールの送信元としてサウジアラビア(21%)、インド(18%)が目立った。
メールに使用された言語は英語が86%、日本語は1%であった。
このほか標的型攻撃では、「Luckycat」の攻撃インフラ上でAndroid端末の不正アプリが発見されており、ソーシャルメディアを悪用して個人情報を詐取するアンケート詐欺も続いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121024-00000000-scan-secu 依頼@213