韓国は、将来の海底資源開発をにらんで、沖縄の近海まで延びる広い海域で自国の大陸棚が認められるべきだとして、年内に国連に正式に申請することにしており、
日中韓3か国の間で新たな摩擦に発展することは避けられない見通しです。
韓国は、自国の大陸棚が、沖縄の近海を境界とする東シナ海のおよそ1万9000平方キロメートルの海域まで延びているとする見解を持っており、
3年前、国連海洋法条約に基づいて、これを認めるよう、国連の大陸棚限界委員会に予備申請しました。
これについて、韓国外交通商省の当局者は22日、年内に正式に申請する方針を明らかにしました。
韓国が主張する海域は、日韓両国が1974年に署名した協定に基づく大陸棚共同開発区域と重なっており、
日本は「韓国が200海里を超えて大陸棚を延ばすことはできない」とする立場を示しています。
一方、中国もこの海域まで自国の大陸棚が延びていると主張しています。
この海域には、豊富な石油や天然ガスが埋蔵されているとみられることから、韓国の動きは将来の開発を想定したものと受け止められており、
実際に正式に申請した場合、日中韓3か国の間で新たな摩擦に発展することは避けられない見通しです。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121023/k10015939911000.html 依頼@40