自転車事故:中学生衝突、母にも責任 神戸地裁が賠償命令
毎日新聞 2012年10月22日 15時15分
自転車で走行中、当時中学生(13歳)の少年の自転車に衝突されて足に障害が残ったとして、神戸市内の女性が少年とその母親を相手取り、
約730万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁(長井浩一裁判官)が少年の過失と母親の監督義務違反を認め、約560万円の支払いを命じていたことが分かった。
判決は19日付。
判決によると、女性は09年11月、市内の歩道を自転車で走行中、少年の自転車と衝突して左足を骨折。
長時間の歩行ができなくなり、仕事も辞めざるを得なくなった。
長井裁判官は、少年が前方確認を怠り、減速しないまま車道を斜めに横切って歩道に進入してきたとして、過失を認定。
「日ごろから危険な走行をしていたことが容易に推測され、母親の指導や注意が十分ではなかった」として、母親の監督義務違反も認めた。【渡辺暢】
http://mainichi.jp/select/news/20121022k0000e040193000c.html