仏コメディアン「表現の自由」
フランスのテレビ局が、サッカー日本代表の川島永嗣選手と福島の事故を結びつける放送をしたことについて、
問題の発端となった司会者本人がコメントしました。「表現の自由」を主張する趣旨の発言で、謝罪はしていません。
この問題は、フランスの国営テレビ局「フランス2」のバラエティ番組で、川島選手に腕が4本ある合成写真が放送され、
司会者のコメディアン、ローラン・リュキエ氏が「フクシマの影響ではないか」と発言していたものです。
日本側の抗議を受け、フランスのファビウス外相や、テレビ局の社長が相次いで謝罪する中、リュキエ氏は沈黙していましたが、
17日になってツイッター上で「この騒ぎを恥と思わず、フランスが、コメディアンが自由な表現を出来る国であることを誇りに思うべきだ」とコメントしました。
リュキエ氏は「日本のことや、ましてやフクシマの被害者を揶揄する気持ちは無かった」とする一方、「ゴールキーパーがチェルノブイリの近くに
住むウクライナ人だろうと、フェッセンハイム原発の近くに住むフランス人だろうと、同じジョークを飛ばしただろう」と述べ、謝罪の言葉は記していません。
リュキエ氏は原発に批判的なことでも知られていて、ツイッターでは「こんな議論をすべきではない。原子力も言葉狩りも終わりにしよう」と記しています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5158714.html