【画像】「アーチデューク・ヨーゼフ」とかいう魔力秘めてそうな名前のダイヤが12億円超で競売へ

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歴史的ダイヤ「アーチデューク・ヨーゼフ」、落札予想価格12億円超

競売大手クリスティーズは3日、世界で最も歴史あるダイヤモンドの1つ、「アーチデューク・ヨーゼフ(Archduke Joseph)」を
来月スイス・ジュネーブ(Geneva)で行われるオークションに出品すると発表した。落札価格は1500万ドル(約12億円)を大幅
に超えると予想されている。

クリスティーズの担当者によれば、このダイヤは76.02カラット、純粋無色のDカラーで、一点の曇りもない透明度を誇る。
ドミノゲームの牌(はい)と同程度の大きさをしたクッション型にカットされ、厚さは1.5センチある。10月13日からニューヨーク、
香港、ジュネーブで展示された後、11月13日にオークションにかけられる。

クリスティーズが「今秋の宝石オークションシーズンの目玉」と太鼓判を押すこのダイヤは、多くの有名な宝石を
産出しているインドのゴルコンダ(Golconda)で採掘されたという。現在では閉鎖されているゴルコンダの鉱山からは、
ロンドン塔で保管されている英王室の王冠を飾る「コーイヌール」や、旧フランス王室のコレクションのうち最も洗練された
ダイヤと言われ、現在はパリ(Paris)のルーブル美術館が所蔵している「レジャン」が採掘された。

クリスティーズが「アーチデューク・ヨーゼフ」をオークションにかけるのは来月が2度目。1993年に同じくジュネーブで
出品された当時は650万ドルで落札された。

このダイヤはオーストリアのヨーゼフ・アウグスト大公が所有していたもので、1933年にその息子ヨーゼフ・フランツに
よってハンガリーの銀行の金庫に入れられた。3年後に身元不詳の個人に売却され、第2次世界大戦中はナチス・ドイツの
目を逃れるために金庫で保管された。

その後、長い時を経て1961年にロンドンで行われたオークションに出品された。1993年にクリスティーズの競売で売却されて
以降は個人の手を転々としてきたが、現在の所有者についての情報は公表されていない。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2905737/9626642
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