http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012091900093 原発ゼロの説明に不満も=プルトニウムの扱いに疑問−IAEA総会
【ウィーン時事】ウィーンで開会中の国際原子力機関(IAEA)総会で、日本政府が報告した2030年代の原発稼働
ゼロを目指す新エネルギー戦略について、一部の国から「説明が不十分」との不満が漏れる一方、原発政策を推進する新興
国は戸惑いを見せている。
山根隆治外務副大臣は演説で、新戦略で継続が決まった使用済み核燃料の再処理で抽出されるプルトニウムの扱いに触れ
なかった。原発依存度を減らすと、核兵器の原料にもなるプルトニウムの蓄積が進む可能性がある。
副大臣は「核拡散の懸念がないとの信頼を一層確実にするよう取り組む」と約束したが、天野之弥事務局長は演説に先立
つ副大臣との会談で、プルトニウムの扱いを注視すると述べ、各国は自国への影響を懸念していると伝えた。(2012/09/19
-07:46)