金の無いソニーとうとう本社売却を検討 終わりの始まりか
ことし3月期の決算まで4期連続の最終赤字が続いている大手電機メーカーのソニーは、
財務基盤の強化を図るため、アメリカ本社などが入るニューヨークのビルの売却について
検討を始めたことを明らかにしました。
ソニーは2002年にアメリカの通信大手「AT&T」から、アメリカ・ニューヨークのマンハッタン
にある地上36階建てのビルを購入し、現在、アメリカ本社などを入居させています。
このビルについて、厳しい業績が続くソニーは、財務基盤の強化を図るため、売却の検討を
始めたことを明らかにしました。ただ、売却の時期や額は未定としています。
ソニーは、主力のテレビ事業などの不振から、グループ全体でことし3月期の決算まで4期連続で
最終赤字となり、厳しい経営状況が続いています。
このため、ソニーは今年度中には国内と海外で1万人規模の人員を削減する計画を掲げるなど、
財務基盤の強化を進めており、今回のビル売却の検討もその一環としています。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120921/k10015189401000.html