「原発の避難生活で自殺」 福島の遺族、東電を提訴
東京電力福島第一原発事故で福島県浪江町から避難したあと自殺した五十崎喜一さん(当時67)の妻栄子さん(63)ら遺族3人が18日、
東電に約7600万円の損害賠償を求める訴訟を福島地裁に起こした。福島原発被害弁護団によると、原発事故に絡んだ自殺をめぐる訴訟は2件目。
訴状によると、喜一さんは避難生活を始めてからうつ病になり、昨年7月に自殺した。
栄子さんは記者会見で、「事故がなければ夫は死なず、元の生活をしていたはずだ」と話した。
また、同県川俣町から避難し、自殺した女性(当時58)の遺族が今年5月に起こした訴訟の第1回口頭弁論が18日、
同地裁であり、東電側は請求の棄却を求めた。
http://www.asahi.com/national/update/0918/TKY201209180665.html