似たもの同士の日本とロシア
近隣諸国から怖れられ嫌悪される国(抜粋)
尖閣諸島や竹島を巡っての中国や韓国の反日の動きは、最近の大量の諸報道で否応なく知らされる。日本の中でもこれ以上両国に対して大人しくしているわけにはいかないという声も上がり始めている。
領土問題は歴史問題でもあり、その歴史問題に対する即効薬は世界のどこにもないから、問題の解決は厄介この上ない。
戦争犯罪の処理を東京裁判にのみ任せ、なぜあのような馬鹿げた戦争を始めたのか、という意味での断罪を日本人自らが行ってこなかったことから、どうも戦争とその結果に対する本人の意識が薄い、という不満が相手方にはある。
その不満は、そうした対外認識に欠ける日本人は、一度頭に血が上ったらまた何をやりだすか分からない、という不安にも通じる。
半永久的に許されない存在の日本
海外への無知から、一皮剥けば直ぐに皆が国粋主義者になりかねない、ということだ。武器を使い慣れていない愛国集団が出現したら、始末に負えなくなる。
だが、日本から見ると引っかかる点もある。それは、中国や韓国の態度のどこかに、東亜の秩序は中華が文字通り中心で、
それに一番の高弟・朝鮮半島が続き、日本はそれ以下という世界観が自明の理として残っているのではないか、という疑いである。
最下位の立場は上位に頭を下げるのが当たり前で、それが逆に暴力を加えたり支配するといった行動に出るとすれば、天地の道理に背くことにほかならない。であれば、日本は半永久的に許されない存在になってしまう。
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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36075?page=4