プラチナバンドはどこに? 山手線全駅で調査してみたところ…
前回は東京スカイツリー、渋谷ヒカリエなど都内の有名スポットで、開始から1か月経過したソフトバンクのプラチナバンドを探してみた
編集部(※前回の調査はこちら⇒
http://nikkan-spa.jp/279618)。ご存じのとおり、プラチナバンドとは700MHz〜900MHzを中心とする
極超短波の帯域のことで、高い周波数に比べて建物を回り込むのが特徴で、従来の電波(2GHz)ではカバーしきれていなかった
エリアをカバーできるようになるため、つながりやすく快適な通信サービスが利用できるようになるといわれている。
結局、有名スポットではプラチナバンドを受信できなかったわけだが、今度は山手線全駅でプラチナバンドを探してみた。今回も
iPhoneの隠しコマンド「フィールドテストモード」を使い、山手線全駅で受信する電波の種類をチェック。その結果が下の表だ。
http://nikkan-spa.jp/wp-content/uploads/2012/08/platina0001-458x1024.png 記者が計測した限りでは、山手線全駅でプラチナバンドつまり900MHzを受信することはなかった。やはり”プラチナ”というだけあって
希少性が高いのだろうか。一方、今回も前回に続いてauのiPhoneでも計測してみたところ、約3分の2の駅でプラチナバンドを受信
(auのプラチナバンドは800MHz)。auの場合、新橋や品川、大崎といった山手線の南東から南のエリアにある駅では2GHzだったが、
それ以外の駅では800MHzを受信していた。
参考までに山手線で移動中、動画サイトでマンチェスターUの香川真司が初ゴールを決めた動画を選択後、再生されるまでの時間を
2回計測してみたところ、ソフトバンクは46秒0(高田馬場−新大久保間)と43秒3(新宿−代々木間)、auは10秒4(高田馬場−新大久保
間)と7秒3(新宿−代々木間)という結果に。またしても、ソフトバンクは画面の表示は遅くないのだが、再生が始まるまでに時間が
かかってしまった。こうした状況は、プラチナバンドサービスが普及すれば解消すると思われるが。。。
http://nikkan-spa.jp/278838