http://chosonsinbo.com/jp/2012/07/0727mh-01/ 平壌宣言発表(2002年9月)から10周年を迎え、9月13日に開催が予定されている、
「日朝国交正常化をめざす全国集会」の第1回呼びかけ人会議が26日午後、
参議院議員会館の会議室で行われた。
26日、参議院議員会館で行われた第1回呼びかけ人会議
「全国集会」開催は、6月26日に行われた「日朝国交正常化連絡会」総会で
呼びかけられたもの。平壌宣言10周年を機に、「制裁ではなく対話と交渉」を
キーワードに、国交正常化へ向けて対話を進め、その過程で諸懸案を解決する
ことを日本政府に提起し、また世論喚起を促すことを目的としている。
この日の会議には、東京・平壌「虹の架け橋」の江口済三郎代表(前中野区議)、
朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会の清水澄子代表(元参議院議員)、
金丸信元副首相の秘書で子息の金丸信吾さん、金日成花金正日花普及後援会名誉会長を
務めるデヴィ・スカルノさん、東京大学名誉教授の和田春樹・日朝国交促進国民協会事務局長
など13人が参加した。
会議ではまず、集会事務局長の日森文尋・朝鮮の自主的平和統一を支持する日本委員会代表
(元衆議院議員)があいさつ。「全国集会を成功させて、新たな地平で(日朝関係改善のための)
運動を展開したい」を述べた。
続いて、総聯中央国際統一局の徐忠彦局長が「平壌宣言10周年を振り返って」と題して、
この10年間の両国関係の概略について述べた。徐局長は、平壌宣言の本質は日本の過去の
清算にあり、関係改善は両国の利益に合致するだけでなく東北アジア地域の平和に利するもの
だと指摘。宣言は国交正常化の早期実現を求めているとしながら、その重要性を話した。
会議では、「全国集会」を、当初予定されていた日本教育会館から星陵会館(東京都千代田区)
に変更することが報告され、当日のプログラム内容などが議論された。