米当局、アンドロイドアプリの違法コピーを販売する3サイトを閉鎖
2012/8/24 6:30
米司法省(DOJ)は現地時間2012年8月21日、Android(アンドロイド)向けアプリケーションの違法コピーを販売していた
3つのWebサイトドメインを差し押さえたと発表した。不正モバイルアプリケーションのオンラインストアが閉鎖されたのはこれが初めてという。
今回の差し押さえは、モバイル端末向けアプリケーションの著作権侵害を撲滅する目的で
DOJと米連邦捜査局(FBI)および米連邦地検などが共同で実施していた捜査によって実現した。
このような違法モバイルアプリケーションストアは米国外にサーバーを置いているケースが多いため、
ドイツやフランスなど米国外の当局からも協力を得た。また、米国内の6地域で9件の家宅捜索を行ったが、逮捕者などについてDOJは明らかにしていない。
閉鎖したドメイン名「applanet.net」「appbucket.net」「snappzmarket.com」は現在米当局の管理下にあり
これらサイトにアクセスすると、FBIによって閉鎖されたことを知らせる告知が表示される。
DOJ刑事局司法次官補のLanny A. Breuer氏は「ソフトウエアアプリケーションは米国の経済および文化にとって不可欠な要素となっている」と、
アプリケーションの著作権保護の重要性を強調。ジョージア州北部地区検事総長のSally Quillian Yates氏は
「われわれは引き続き、海賊版アプリケーションを販売するWebサイトを閉鎖し、しかるべき場合は刑事責任を追及していく」と述べた。
[ITpro 2012年8月23日掲載]
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2302T_T20C12A8000000/ 販売というか頒布