ルーマニア日本人殺害 派遣元NPO「現在ノーコメントです」
旅先のルーマニアで殺害された日本人女子大学生・益野 友利香さん(20)は、無言で帰国の途に就いた。
ルーマニアで非業の死を遂げた益野さん。
益野さんの遺体は21日、家族とともにブカレスト空港から帰国の途に就いた。
益野さんを知る近所の人は、「お嬢様、お嬢様した、感じのいい方ですよ」、「かわいそうね、かわいそう。本当にかわいそう」と話した。
ルーマニアで空港に到着した直後、暴行され殺害された益野さん。
益野さんを海外インターンで派遣したのは、学生らが運営するNPO法人「アイセック・ジャパン」。
アイセック・ジャパンが入るビルの管理人は「すごくドタバタして、(部屋の)中でサッカーやっていたりとか。午前0時くらいに、『ワァーワァー、キャーキャー』始めて...」と話した。
22日も取材を申し込んだが、アイセック・ジャパンの関係者は「(こちらから派遣しているのに責任はないんですか?)そういったご質問に対しましても、現在ノーコメントでございます。
(事故や事件があると、会見やコメントを出すのが普通だと思うのですが?)現在、当団体としてコメントできることはございません」と話した。
入り口のドアに耳をつけてよく聞いていたが、何を聞いても「ノーコメント」としか答えなかった。
益野さんは、東京・世田谷区にある自宅で、家族と一緒に住んでいたということだが、近所の人によると、いつも笑顔で明るく、そしてつい最近も、買い物をする姿が見かけられていたという。
益野さんを知る近所の人は、「(今月)ジャガイモを買いに来たんですよ。にこにこして、お金を払って」、「(益野さん)はバイオリンか何かをやっていて、いつもバイオリンとバッグを肩にかけて...」と話した。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00230026.html