Google傘下のMotorolaが再びAppleを提訴、「Siri」などが特許侵害と主張
2012/08/20
米Google傘下の米Motorola Mobilityが米Appleに特許を侵害されたとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴した、
と複数の海外メディアが現地時間2012年8月17日に報じた。
米Bloombergによると、Motorola Mobilityは、Appleの「Siri」に使われている音声認識技術や、位置情報リマインダー、
電子メール通知、ビデオプレーヤーなどの機能に関する7件の特許がAppleに侵害されたと主張しており、
アジアで生産されている、スマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」、パソコン「Macintosh」の米国への輸入禁止を求めている。
Motorola Mobilityは、「Appleと和解することを望んでいたが、
Appleがライセンス契約による解決を望まなかったため、当社の技術革新を守るためほかに選択肢がなかった」と説明している。
Motorola MobilityがAppleに特許を侵害されたとしてITCに訴えたのはこれで2度目。
同社は2010年10月に自社の18件の特許がAppleに侵害されたとして、ITCに提訴した。
これを受けAppleは、Motorola Mobilityによる不当な要求に応じられないと主張し、
その一方でMotorola製スマートフォン「Droid」などがAppleの特許を侵害しているとして逆提訴した。
このときの提訴と逆提訴については、ITCの行政法判事(ALJ)が2012年1月にMotorola Mobilityによる特許侵害は認められないとする仮決定を下し、
同年4月には、AppleによるMotorola特許の侵害があったとする仮決定も下した。
BloombergによるとITCは8月24日にこの第1回目の訴訟の最終判決を下す予定だ(関連記事:MotorolaによるApple特許の侵害なし、ITCが仮決定)。
続き
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120820/416621/