大津市長選は22日投開票され、新顔で弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦=が、3選を目指した現職の目片信氏(70)=自
民、公明推薦=と、新顔で医師の東昌子氏(49)=共産推薦=を破り、初当選を確実にした。対話の会は嘉田由紀子・滋賀県知事が顧問を務める地域政党。
越氏の当選で、全国最年少の女性市長が生まれることになる。滋賀県は都道府県で初めて、知事と県庁所在地の市長に女性が就く。投票率は44.15%(前回42.31%)だった。
現在の最年少の女性市長は兵庫県尼崎市の稲村和美市長(39)。2010年11月の尼崎市長選で、38歳で初当選した。
主要政党の地元組織は今回の大津市長選を次の総選挙の前哨戦と位置づけ、激しい選挙戦を展開した。
越氏は米ニューヨークの弁護士事務所で働いた国際経験と地元出身を強調し、子育て支援を訴えた。
県選出衆参議員が6人いる民主に加え、社民が推薦。対話の会の推薦も得て、市内で約10万票あるとされる嘉田氏の支持票も取り込んだ。
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