大和の90年振り返る 模型や制服パネルの記念展
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120816104.jpg 大和(金沢市)の創業90周年を記念した「大和の歴史と地域の歩み展」(本社特別協力)は15日、金沢市の香林坊大和8階ホールで始まった。
昭和30年代の旧大和を50分の1サイズで再現した模型が披露されたほか、北國新聞に掲載された初売り広告や店員の制服の変遷を示すパネルなど、
店の歴史を物語る資料約300点が並び、来場者が当時を懐かしんだ。
旧大和の模型は香林坊・片町界隈(かいわい)を再現する香林坊ルネッサンス実行委員会「ジオラマ・プロジェクト」の一環で、金沢美大、金沢学院大、
金城大短大部が製作した。屋上の遊園地や、市電、ボンネットバスが走る道路なども精巧に再現した。
学生時代に同店でアルバイト経験がある伊藤正宏さん(65)=金沢市神宮寺1丁目=が保管していた給与明細や社員食堂の食券、
社員向けの大入り袋など珍しい品も展示された。射的などが楽しめる縁日コーナーは家族連れでにぎわった。
「香林坊レトロ食堂」として、かつて使われていた大和のマーク入り銀皿で提供されるライスカレーやミルクセーキなど復刻メニューも販売された。
入場無料で20日まで。
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