コンテへの処分は10カ月? 伊紙が報道
[Goal.com] イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は8日付の紙面で、違法賭博・八百長事件のスポーツ裁判で、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督に10カ月の停止処分が科されることになったと報じた。
一方で、DFレオナルド・ボヌッチとMFシモーネ・ペペは無罪になるという。
コンテ監督はシエナを率いていた2011年5月、ノヴァーラ戦とアルビーノレッフェ戦で八百長を知りながら告発しなかった疑いをかけられている。
当初、3カ月での司法取引がまとまるかと思われたが、これは規律委員会が認めず。イタリアサッカー連盟検察は、同監督に15カ月の停止処分を求刑した。
コンテ監督に疑いがかけられたのは、八百長関与を認めたフィリッポ・カロッビオの発言が発端だが、『ガゼッタ』によれば、規律委員会はこの証言に信用性があると見ているという。
同委員会による第1審判決は9日に下される見込み。長期の処分となれば、控訴が見込まれるが、一部ではコンテ監督の辞任・退任の可能性も報じられている。
一方のボヌッチとペペは、2010年5月のウディネーゼ対バーリ戦における八百長行為への関与を疑われている。当時バーリに所属していたボヌッチは「スポーツにおける不正行為」を、ウディネーゼに所属していたペペは八百長の告発義務違反を疑われているところだ。
連盟検察はボヌッチに3年6カ月、ペペに1年の停止処分を求刑している。
だが、『ガゼッタ』によると、規律委員会は両選手の関与を示唆するアンドレア・マジエッロの証言にさほど信用性がないと見ているようだ。そのため、ボヌッチとペペは無罪になると伝えられている。
ユヴェントスは11日に北京でナポリとのイタリア・スーパーカップに臨むが、両選手は遠征メンバー入りしており、無罪となれば出場可能となる。
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