ヤンキースに移籍したイチローは23日、シアトルで行われた古巣マリナーズ戦に「8番・右翼」で先発し、
3回の第1打席で中前打を放つなど4打数1安打1盗塁。チームは4―1で勝ち、連敗を4でストップした。
1回2死、イチローはシーガーの右飛をしっかりキャッチ、スタンドからは拍手とともにブーイングも起きた。
3回1死、古巣ファンのスタンディングオベーションに迎えられ、打席に立ったイチロー。
1ストライクからの2球目、外角直球を中前に弾き返し、ヤンキース初打席で初安打を記録、
次打者マーティンの場面で今季16個目の盗塁も記録した。
3回の守備では2死からジェイソの右前打を処理しレーザービームで返球も、わずかに及ばず先制点を許した。
3―1と逆転して迎えた4回の第2打席、1死一、二塁からイチローは初球のカットボールを打ち損じ、二飛に倒れた。
7回、この回先頭のイチローは1ボールからの2球目をとらえたが、鋭い打球は一塁手がキャッチ。
9回の第4打席では2ボール2ストライクから7球目のスライダーを振り抜いたが、二塁手の正面をついた。
ヤンキース先発の黒田は7回3安打1失点で9三振を奪う力投で、10勝目(7敗)を挙げた。
マリナーズの川崎は先発を外れ、ベンチで先輩の移籍に複雑な表情を見せていた。
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