小沢氏地元の民主県連、新党に事務所明け渡しへ
民主党岩手県連は21日、盛岡市内で総務会を開き、新たな県連代表に黄川田徹衆院議員(3区)、副代表に平野復興相
(参院岩手選挙区)の留任を決定した。
さらに、県連幹事長には大宮惇幸県議(岩手選挙区)、会派代表には渡辺幸貫県議(奥州選挙区)の就任が決まった。
2か月間の党員資格停止中の階猛衆院議員(1区)について、黄川田氏は「しっかりとした職責は果たしてほしい」と語り、
資格停止が解除された以降、代表代行に就任する方向で調整中だ。総務会長に田村誠県議(大船渡選挙区)、政調会長に
五日市王県議(二戸選挙区)がそれぞれ内定していたが、正式決定は持ち越された。
この日は、黄川田氏、階氏、平野氏の3国会議員と県議13人らが出席。4人の新執行部人事と、県議10人から提出されていた
離党届を承認した。達増知事の離党届については、衆院1区総支部が受理するべきとして、承認しなかった。
今回、人事案を一任されていた佐々木博議長や渡辺氏らは、これまで一部の県連幹部で決めていた慣習をやめて、
事前に県議から意見を聞いて人事案を練った。そして、総務会が開催される前日の20日、盛岡市内で13人の県議全員で会合を開き、
了承を得るという念の入れようだった。
20日の会合では、出席した県議から「率直に物を言えるオープンな会派にしよう」といった意見が多く出たという。
また、現在の県連事務所(盛岡市大通)は、8月中旬までに移転することも決定。同事務所は、引き続き新党「国民の生活が第一」の
県連事務所になる予定だ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120722-OYT1T00115.htm