「夜の美術館」楽しんで 軽井沢千住博美術館で8月
北佐久郡軽井沢町長倉の軽井沢千住博(せんじゅひろし)美術館は8月の土・日曜に、通常の営業時間終了後に「夜の美術館」を開く。
「今までにないアートの楽しみ方」を提案しようと企画。月、星、ろうそくの光といった明かりと音楽で、日本を代表する避暑地の涼やかな空間を演出する。
同美術館は、米ニューヨークを拠点に活動する日本画家で、京都造形芸術大学学長の千住博さんの作品のみを所蔵し、昨年10月にオープンした。
代表作の「ウォーターフォール」など約100点の所蔵品を季節ごとに入れ替え、常時40〜50点を展示。緩やかな斜面に建てた平屋で、壁に大きく広がる窓ガラスから自然光を採っている。
夜の美術館は「フィール・ジ・アート・アンド・ナイト2012」と題して開催。通常通り午後6時に閉館した後、同7時半から2時間オープンする。
星や月の光を楽しめるよう、館内の照明を暗くし、雨が降らなければ、ガラス窓越しに見える中庭部分に、赤や青など色とりどりのろうそくをともす。
館内に水の音を流す他、11、12日は、歌手さだまさしさんの長男でバイオリニストの佐田大陸さんがミニライブを行う。
最終入館は午後9時まで。入館料は大人1200円、高校・大学生800円、中学生以下と障害者(付き添い1人含む)は無料。
通常の時間帯に入館した場合も、再度入館料が必要になる。
http://www8.shinmai.co.jp/odekake/article.php?id=ODEK20120720000412