(CNN) ブラジル南部リオグランデドスル州の海岸に、この1カ月あまりで700羽以上の
ペンギンの死骸が漂着している。死骸を調べた地元大学の研究所は、幼いペンギンが自然淘汰された
結果との見方を明らかにした。
6月15日から7月中旬にかけて同州の海岸で見つかったペンギンの死骸は745羽に上り、
リオグランデドスル連邦大学の研究所が死骸の見つかった状況などを調べていた。
その結果、死んでいたのはほとんどが幼いペンギンで、外傷を受けたり羽に油などが付着したりした
形跡はなく、自然死と見られることが分かった。生後1年に満たないペンギンは未熟で、
例年7月になると弱ったりけがをしたり油にまみれたりして同研究所に保護される個体が増えるという。
研究者は「ペンギンたちはこの季節になると餌や温暖な気候を求めてアルゼンチンから渡ってくる。
一部が漂着するのも例年のことだ」「だが500羽を超えるとは極端に多い」と話している。
同研究所はマゼランペンギンの生態を観察するため、同州の沿岸一帯で週ごとの観測活動に乗り出した。
ブラジルでは2010年にも大西洋に面したサンパウロ州の海岸にペンギン550羽以上の死骸が
漂着したことがある。この時は解剖の結果、餓死だったことが判明した。
また、リオデジャネイロの海岸にもペンギンが漂着しており、CNN系列局によれば、
6月下旬以来、約40羽が保護されているという。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30007376.html ブラジルの海岸に死因不明のペンギンの死骸が大量に漂着
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1342342934/