民主、厚年基金廃止を本格検討 積立金不足受け
民主党は19日、厚生年金基金の2012年3月末時点の積立金不足が1兆円を超えたことを踏まえ、基金制度廃止の本格的な検討に入った。
厚生労働省は9月に改革案をまとめる方針で、政府、与党内の見直し論議が加速する。
厚労省はこの日、国会内で開かれた民主党のAIJ問題検証ワーキングチーム会合で、厚年基金の11年度決算(速報値)調査を報告した。
チーム座長の蓮舫前行政刷新担当相は「極めて深刻な事態で、このまま制度を続ければ国の財産が目減りするのは明らかだ。これ以上被害を広げないうちに制度を終えていきたい」と述べ、
基金制度を廃止すべきだとの考えを明言した。
http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012071901000954.html