「国民の生活が第一」が結党した。もちろん代表は小沢一郎。11日の結党大会で、
「一体改革に名を借りた消費増税法案を撤回させるべく行動していく」と力強く決意表明した。
剛腕政治家の最後の戦いが始まる。
「今は正論と王道でやっていくべき」 国会での対応について、小沢はこう言った。
新党は、衆院37人、参院12人の勢力だ。統一会派を組む新党きづなと社民党が同調すれば
内閣不信任案を出せるし、問責決議案は単独提出が可能である。
だが、最初からカードを切ったりしない。まずは参院で消費増税を廃案に持ち込むことを優先する。
問答無用でバッサリは、国会のあるべき姿ではない。参院審議を通じて消費増税の問題点を浮き彫りにし、
国民に訴えていくのだ。
「当たり前のことを訴えれば、おのずと支持は得られる。原発についてもそう。
そもそも推進派だったなんていわれているが、原子力は過渡的なエネルギーという主張は
ずっと変わっていない。
小沢さんが言っているのは正論だし、ずっと変わっていません。正論と王道で民主党から政権を奪う。
それが新党を立ち上げた目的です」(新党関係者)
裏方も整う。民主党から離党するのは議員だけではない。
「新党への参加を希望する民主党の職員は少なくありません。小沢氏に考えの近いスタッフたちで、
態勢が整い次第受け入れることになるでしょう。
もちろん議員の離党も続きます。今月中には第2陣が飛び出す予定。民主党は3、5、10、12月に
政党助成金を分配しています。今年はそれ以外にも『活動促進資金』などの名目で一時金が出ている。
100万円程度ですが、今月も配られます。そんな“手切れ金”を受け取ってから離党し、新党に合流する。
新党を立ち上げて選挙を戦うには、30億円とも40億円ともいわれるカネがかかります。
持参金は多いに越したことはありません」(新党事情通)
政権奪取の準備は着々だ。新党の選対委員長は小沢が兼務する。それだけに頼もしい。
小沢は「出馬したいという若い人たちが集まっている」と胸を張った。
消費増税で野合したデタラメ政治をぶっ潰すのは、これからだ。
http://news.infoseek.co.jp/article/15gendainet000172174