3670万FPSでがん細胞を撮れる世界最速カメラできました
http://www.gizmodo.jp/2012/07/3670fps.html MITが1兆FPSのフェムトフォトグラフィーならUCLAのエンジニアも負けちゃいませんよ〜世界最速の2Dカメラ作っちゃいました!
高速も高速、なんとフル2Dで3670FPS―これだけ高速なら、がん検査に革命が起きるのでは...と期待が持たれています。
このカメラ、実は顕微鏡の一部でございまして、ユーザーが光をレーザー照射して画像を生成する「STEAM(serial time-encoded amplified microscopy)」という処理を応用してるのです。
シャッタースピードはたったの27ピコセカンド(1ps=1兆分の1秒)。
つまりは秒間3670万コマ撮れる...ということはえーと1日1万枚撮って10年以上かかるのを1秒で? ひゃーすごいですね!!
...でもなんに使うの?
まあ、目下のところは細胞の解析ですね。
細胞の流れはカメラの視野の下を9mph(時速14.48km)で通過するので、このカメラなら毎秒10万個の細胞が分析ができます。
これは従来の顕微鏡の100倍のスピード。
で、何百万個もの細胞を撮ってコンピュータ解析すれば、異常も見つかる、というわけです。
信じられないぐらいレアな血中のがん細胞も検出が可能で、その偽陽性率は100万にひとつという記録的低さ。
ここまでくると細胞のスループット(処理量)を阻む限度はカメラのスピードではなく、細胞がダメージ抜きに動ける速度、という世界。
ああ、未来ですの〜。