新生東電「プロパー役員に一般企業の厳しさ教える」 下河辺会長インタビュー
東京電力の下河辺(しもこうべ)和彦会長は、産経新聞のインタビューに応じた。
政府が検証している家庭向け電気料金値上げの一日も早い実施を求めるとともに、
社外取締役を中心に東電の経営改革をさらに進める強い意欲を示した。
主なインタビュー内容は以下の通り。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120713/bsd1207132051017-n1.htm −−社内の人間を外した形で、社外取締役と会長だけの話し合いの場を作るのか
下河辺会長「そういう意味です。でないと社外取締役の方も忌憚のない形で意見を言うことができない。
(社外取締役たちは)東電の力強い、可能な限り早期の再生にめどをつけるために、
自分の本業をなげうってでも東電のために時間もエネルギーも使いたいと頭の下がる思いを披瀝(ひれき)されておられる。
その思いをある程度、時間に制約のある社内の取締役を入れた取締役会とは別に存分にうけたまわる機会も、
当然ながら会長として準備させてもらい、忌憚のないご意見を承る」
「それを踏まえて、社内の取締役・執行役に、自らの企業において周りの人間が仰天するような企業改革を
現実のものにされてきた社外の人間の目からすると、これほど厳しい課題が突きつけられるのだというインパクトも、
早い段階でぜひ、広瀬社長をはじめプロパーの経営の方にも直面していただきたいと思っている。
これまでの東電の器のなかで(経営改革が)具体化できるものではないのだと」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120713/bsd1207132051017-n4.htm