人の悪口を言う人には人の悪口を言うだけの悪口仲間が集まり、少しでも進歩したいと思っている人には、
同じように進歩を求める人が集まり、会社をつくって成功し、社員をどう動かそうかと思っている人は、同じような悩みや喜びを抱えた人と出会っています。
私たちは結局、自分の目線に合った人にしか出会えない。自分の目線に合った人に会うことが多く、
強く言えば、自分の目線に合った人にしか出会えないのです。
自分の目線が低いときは低い人しか目に入らず、目線が中くらいになれば中くらいの人、高いところに上がれば
高い目線をもった人に出会って人間関係をつくっていくことになります。
そうなると、以前の人間関係と今の人間関係、今後の人間関係が変わってくるということはよくあることです。
でも、これがテレビのチャンネルのリセットと違って、パチンとボタンを押せばそれでOKというわけにはいかないのです。
「今までの自分が大切にしていた人間関係もやはり大切にしながら、さらに高い人間関係を目指していく」
そんな気持ちが必要です。前の人間関係に感謝するという謙虚さ、そしてまだまだ足りないから、
さらに上を目指していこうというアグレッシブな姿勢、その両方をあなたの中にもちましょう。
自分の目線がどこにあるのかチェックをし、自分の目線の方向性はきちんと定めて、やたらに人を羨ましがらない。
これが凛とした生き方です。
そして、それができたとき、あなたのまわりには自然によい人間関係が広がっていきます。
なぜならば、自分の目標をもち、努力している人を見るのは、ほかの人からも気分のいいものだからです。
そこにさわやかな人間関係が誕生していきます。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120706/129225/