<赤ちゃんパンダ>「かわいかったよ」 献花台にファン訪れ
毎日新聞 7月12日(木)11時28分配信
http://amd.c.yimg.jp/im_siggyWK.CK1Jwf4L96rVr8.ReQ---x450-y300-q90/amd/20120712-00000030-mai-000-7-view.jpg 赤ちゃんパンダが死んでから一夜明け、多くの花が手向けられた上野動物園内の献花台=東京都台東区で2012年7月12日午前9時59分、小出洋平撮影
上野動物園(東京都台東区)は12日、急死したジャイアントパンダの赤ちゃんのための献花台を園内に設けた。
短冊も用意され、来園者は赤ちゃんへのお別れと母親のシンシンや飼育員へのねぎらいの言葉などをつづっていた。園によると、シンシンは体調を見ながら1カ月以内に公開を再開する予定という。
雨模様の動物園には、午前9時半の開園前から花束を持つファンらが集まった。小さな菊をささげた北区の会社員、鈴木有子さん(29)は「繁殖は難しいと聞いていたので仕方ない。
赤ちゃんに合わせた大きさの花にしました。短冊に『かわいかったよ』と書きました」。ほぼ毎日、パンダに会いに来ているという葛飾区の松島哲さん(74)は「言いようがないくらいショック。
成長を楽しみにしていた」とうつむいた。
同園では85年6月、日本で初出産したパンダが誕生2日後に母の下敷きになって死んだ際、初めてだったという意味を込めて「チュチュ(初初)」と名付けたことがある。
今回の赤ちゃんも名前が付く前に死んでしまっており、今後、命名するか検討するという。
また、これまで同園で死んだパンダ7頭は全て標本として国内に残されているが、今回は赤ちゃんの所有権が中国側にあるため、扱いには中国との協議が必要とみられる。【柳澤一男、佐々木洋】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120712-00000030-mai-soci 依頼76