彼女に別れ話を切り出す時のように居心地が悪いが、ここはキッパリと言ってしまうのが一番だろう。私は『Biohazard 6』の体験版が大嫌いだ。
『Biohazard 6』体験版は酷い有様だ。その理由を述べよう。
・馬鹿げたロード時間
・極端なスクリーン・ティアリング
・古臭さを感じさせるMT Frameworkエンジン
・死ぬとメイン・メニューに戻される
・Jakeセクション冒頭の鬱陶しいQTE
・歩く、ロード画面、そしてまた歩く
・ボーっとしている酔っ払いChris
・万能の赤いバレル
もちろん、製品版の出来を判断するにはまだ時期尚早だし、3種類のキャンペーンがちゃんと機能するのかどうか、非常に興味深く見守っていくつもりだ。
だが現時点では、この体験版はその目的と正反対の役目しか果たしていない。
カプコンのやりたいことは良く分かる。ソフト日照りが続く夏の時期に体験版を配信することで、ホリデーシーズンのリリース・ラッシュに
先駆けて名前を売ろうということだろう。
ホリデーシーズンには大量のゲームが消費者の限られた予算を巡って争うことになるのだから、マインドシェアを勝ち取ろうとする戦略は理に適っている。
この体験版のテレビCMまで存在するのだ!だが、そこには出来の悪い試作品を世に送り出すというリスクが付きまとう。
発売までの期間が長いほど、そのリスクは大きくなるのだ。「開発中のものです」という注意書きを何度表示しようとも、
一般のゲーマーは体験版が完成品とは程遠いことなど気にもしない。フェアであろうとなかろうと、体験版で判断されてしまうのだ。
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