eラーニング戦略研究所は7月2日、全国の小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に、家庭や塾における子どもたちのPC・インターネットを利用した学習の現状についてアンケート調査を実施した。
文部科学省による学校施設改善事業の一環で学校内にもPCや校内LANが整備されるなど、教育現場のIT化が進められつつある。
そこで同研究所は、家庭や塾におけるPC・インターネットを利用した学習の現状を把握するため、2012年6月19日〜6月20日にWebアンケートを行った。
子どもの年代の内訳は、小学3年生〜6年生(34%)、中学生(33%)、高校生(33%)。
調査結果によると、小学生の約4人に1人、中学生の約2人に1人、高校生の約3人に1人が家庭学習にPC・インターネットを利用しており、PC・インターネットを利用した家庭学習が年代を問わずにある程度定着していることが明らかとなった。
家庭における子どもたちのPC・インターネットの利用状況については、「利用している」が88%、「利用していない」が12%という結果となった。年代別に見ると、小学生の利用率は76.5%、中・高校生の利用率は93.9%だった。
また、小学生は週1〜2時間、中・高校生は週5〜10時間の利用が多く、年代が上がるにつれPC・インターネット利用率が伸びることがわかった。
主な用途は、「調べもの」80.7%、「ゲーム」56.8%、「動画共有サイトの視聴」56.8%などとなり、
子どもの年代にかかわらず調べものにPCやインターネットが活用されている傾向が見られた。また、学年が上がるにつれゲームの利用率は減り、「動画共有サイトの視聴」「音楽ダウンロード」「SNS・チャット」の利用率が急増している。
http://resemom.jp/article/2012/07/02/8451.html