検審後再捜査を可視化=任意聴取へ初導入−虚偽報告書で再発防止策・最高検

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 陸山会事件の虚偽捜査報告書作成問題を受け、最高検は23日までに、再発防止策として、検察審査会の起訴相当議決を受けた再捜査の取り調べを、録音・録画(可視化)することを決めた。
任意聴取で初めて実施されることになり、可視化の対象範囲をめぐる今後の議論にも影響を与えそうだ。

 法務・検察当局は26日にも、虚偽有印公文書作成などの容疑で告発された元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現法務総合研究所=らを不起訴にした上で、人事上の処分をする。
併せて、陸山会事件の再捜査などの検証結果と、再発防止策を公表する。

 検察は現在、裁判員裁判対象事件や特捜事件で、容疑者の身柄拘束中に限って取り調べの可視化を試行している。

 任意聴取での実施は対象拡大につながるとして慎重な意見もあったが、最高検は、起訴相当の議決件数は少なく、影響は限定的と判断。石川知裕衆院議員による取り調べの隠し録音で問題が発覚したことを重視し、導入を決めた。(2012/06/23-17:55)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012062300185